パチンコ誕生博物館へようこそ!!


           

    展 示 E  第5室  2階玄関

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現存最古のおもちゃパチンコと変わりダネパチンコ



 パチンコは誕生以来、玉を打って飛ばすところから、野球をテーマにしたものが多く作られている。
進駐軍から駐留軍へと移行する1952(昭和27)年、子供の遊戯器にも、野球をテーマにしたものが多く、ここではおもちゃの野球パチンコをまとめて展示した。
 またこのコーナーは、一般にはあまり見ることのできない変わりダネパチンコ2台と、戦前からの童画の流れを示す、入賞口に動物の絵の付いた台も展示している。



現存最古のおもちゃパチンコ







 これは1930(昭和5)年から数年の間に作られた、超特急つばめが描かれたおもちゃパチンコである。台には「乗物アソビ」とあるが、共箱には、「パチパチ遊び」とある。
 このおもちゃパチンコが、なぜ現存最古かということは、ご来館いただいた折、ご説明致します。






戦前のおもちゃパチンコ






 木製の入賞口には、ネズミ、ウサギ、犬、象が付いている。
 ネズミはどう見てもミッキーマウスである。
 ミッキーは1928(昭和3)年に誕生した。戦前のミッキーの目は黒色のみであった。




戦前のおもちゃパチンコ

 昭和20年代、おもちゃのパチンコは、押し並べて、野球をテーマにしている。




 赤バットの共箱のある「野球パチン
コ」。赤バットはもちろん川上哲治。
 ちなみに青バットは大下弘。
 どう見てもパチンコだが、本体に
「ピンボールゲーム」と記されてい
る。

 記されている文字は、ずばり「ベー
スボールゲーム」。


進駐軍クラブの遺物も共に展示。








かつて横須賀にあったEMクラブの遺物。




変わりダネパチンコ@ モダンタイプオール15









 1952(昭和27)年頃。メーカー不明。
 後に正村ゲージといわれるゲージ配列の、モダンなデザインのパチン
コ台。
 輸出用に作られていたというが、観光ホテルの遊戯室等にも置かれて
いた。観光ホテルの広告も共に展示




変わりダネパチンコA 香具師パチンコ
現存最小の営業用パチンコ台









 1951(昭和26)年前後。メーカー不明。
 これは、通常のパチンコ台より二回りも小さく、持ち運びに便利で、香具師営業に使われたと考えられる。
 私が撮影した地元横須賀での露店パチンコ風景も共に展示。









1997(平成9)年7月の、横須賀市久里浜の
八幡神社の祭礼時の露店パチンコ




入賞口に手描きの動物の絵のついたパチンコ台

 
 


   吉本三平の「コグマノコロスケ」や、村山知義らの戦前の童画の流れ
 を示す、動物の絵のパチンコ台。
  名古屋ミリオン商会製オール15。
  1952(昭和27)年。
  当時は、子供でもパチンコ屋に入れた。